リスクを知ろう

合同会社の設立前にリスクを知ろう

わずかな費用で会社を立てることが出来る、合同会社。フットワークが軽く、ランニングコストも安く済ませることが出来るため、経営が軌道に乗るまでの一時的なものとして利用されることが多い会社です。
しかし、そんな合同会社にもリスクはつきものです。そして、そのリスクを知らずに設立してしまうと、会社が大きなダメージを受けてしまうことも。会社の業態によって起こるリスクは様々ですが、どんな場合にでも起こり得るものも、中にはあるのです。

一つ目に、合同会社は株式会社と同じような経営をすることができますが、しかし株式会社ではありません。合同会社という事で、他の会社から軽く見られてしまうことがあるのです。そして、それは社員募集の集まりやすさにも関係してきます。それだけ、株式会社というブランドは強く、安定しているという事です。
もちろん、中には大企業まで上り詰めた合同会社もあります。株式でなくても、それらの会社は信用を得ていますから、業績や知名度を上げる事でこの問題は解決できるでしょう。
二つ目に、合同会社は株式上場が出来ません。これはつまり、資金繰りに難があるという事でもあります。資金の調達手段が初めから用意されていなければ、いざという時に苦労しかねません。そして、資金繰りの難しさのために、事業拡大も簡単に出来るものではありません。時間をかけて業績を伸ばしたい人でなければ、そのスピードの遅さでストレスを溜めてしまうでしょう。
この問題の対策として、ある程度まで業績が伸びたら株式会社に変えてしまうという方法があります。しかし、これにより経営方針が変わる場合がありますから、注意も必要です。
三つ目に、出資者が業務を行うとともに意思決定も行うため、意見の対立が発生してしまう事があります。そして、それに対する決定権を持つ人がいない場合も多いため、一度起きてしまった対立が収束し難いのです。
この問題は、合同会社の設立と同時にルールを用意しておき、それに則って経営することで解決できるでしょう。これは、万が一の指針にもなりますから、作って損はありません。

合同会社には特有のリスクが数多くあります。そしてそれは、経営をしていれば必ず直面する問題です。しかし、リスクは対策をすることができます。そうすることで、会社が受けるダメージを軽減することができるのです。
そして、そのリスクよりもメリットが大きい事も、合同会社の特徴なのです。何重にも対策を用意してくことで、合同会社の経営は安定していくでしょう。”