出資の特徴

合同会社における出資の特徴について

合同会社は会社法の改正によって設立が可能になった新しい会社の形です。従来にはない新しい仕組みが特徴的であり、株式会社とはまた異なる魅力があることが知られています。最近では知名度も上昇傾向にあり、年間10000社以上が新規に設立されていると言われるほどの勢いを見せています。そのような合同会社には様々な特徴が存在していますが、その多くは株式会社に比べて様々な点で自由度に優れているということが挙げられます。株式会社では義務付けられている様々な義務が免除されていたり、株式会社では基本として定められているポイント等も定款に定めることで自由に決めることが出来ます。出資に関する決まり事についても株式会社と合同会社では異なる仕組みになっている場合が少なくありません。
株式会社の出資は非常にシンプルであり、株式の購入という形が基本となります。出資額は保有している株式の数によって決まるという性質があり、決算時に剰余金が出れば保有している株式の数に応じて配当が出されるのが大原則であると言えるでしょう。そのため配当には非常に透明性があり、投資をするかどうかの判断もしやすいのが特徴であると言えます。一方で合同会社では出資を行うのにきまった形はありません。何らかのルールを設けることも可能ですが、逆に現物出資と呼ばれるものによる現物での投資も可能です。この様な仕組みが採用できる背景には合同会社における配当の仕組みがあります。合同会社では出資金に関わりなく配当を決めることが出来るとされているルールがあるため、定款に定めることによって自由にその額を決めることが出来る仕組みになっています。そのため非常に自由で柔軟な投資が可能になると言えるのです。
この様な仕組みは家族経営や個人事業主が独自に行う様な仕組みにおいては便利に機能する場合もありますが、一般的には不特定多数の相手を対象にして投資を募るのには不向きな仕組みであると言えるでしょう。そのため広く投資を募って事業拡大をして行くことを考えているのであれば、合同会社の仕組みは非常にデメリットのある仕組みであると言えるのです。この様な仕組みであるため合同会社を設立する場合には便利に感じられる合同会社の仕組みが本当にこれから行われる事業にとって最良であるかを検討することが必要になります。大きな投資を必要としない場合には自由度の高い便利な仕組みであると言えるでしょう。”